ワンコード実装とは
「制御タグ」「エリアタグ」「コンバージョンタグ」などのタグを各ページに個別に設置する「ダイレクトコード実装」とは異なり、共通の「ワンコードタグ」を各ページに1つずつ設置するだけで、クリエイティブ(表示を切り替えるためにLPに配信するソース)の配信やコンバージョンの計測が行える実装方法を「ワンコード実装」と呼びます。
ページ上に複数の表示切り替え箇所がある場合もエリアタグを個別に設置する必要はなく、ワンコードタグの設置だけで表示切り替えが可能です。
図1-1:ワンコード設定
ワンコード実装の設定を行うには、設定メニューである「ワンコード設定」をご利用ください。「ページ設定」>「ワンコード設定」をクリックしてください。
ワンコード設定にてクリエイティブの配信先「エリア」、コンバージョン計測箇所「コンバージョンポイント」を実行する「ワンコードタグ」の発行と、タグ動作条件を設定または管理します。
※コンバージョンでご利用頂ける計測タイミングは「ページビュー」のみとなります。「クリック」「滞在時間」「スクロール」を使用する場合は、スクリプトを実行するクリエイティブを作成し、キャンペーンに設定/稼働後に認識されたコンバージョンポイントをキャンペーンに設定する必要があります。詳細は「コンバージョン計測のタイミング設定」をご覧ください。
※セグメント「サイト内行動履歴」「過去広告パラメーター」「過去アクセス元URL」で使用するトラフィックタグの設定も可能です。
ワンコードタグを設置したページの中で『どのページ(URL)で「エリア」や「コンバージョンポイント」を機能させるか』はワンコード設定にて「ワンコード条件」を登録し、条件を組み合わせた「ワンコードルール」を設定する事で動作させます。
※各種条件を登録する前にワンコートタグを作成する事も可能です。(設定前にタグのみ作成し、サイトに設置する事が可能です)
図1-2:設定手順イメージ
ワンコードタグを設置したページをサーバーにアップロードし、ブラウザで読み込むと「エリア」や「コンバージョンポイント」がDLPOに認識され、クリエイティブの配信先、コンバージョン計測ポイントとしてキャンペーンでの設定が可能になります。
ワンコード共有設定
DLPOは複数のユーザーにて運用することができます。複数のユーザーにて運用する場合、ワンコードの設定画面、及びワンコードタグの管理方法を「ユーザー別」に管理するか、「共通」の管理とするかを選択してください。
ユーザー追加後に、管理者権限のユーザーでログインした場合に、ワンコード設定画面の「ワンコード設定」タイトル横に「ユーザー切替」のプルダウン、及び管理方法の設定状態、「ワンコード共有設定変更」ボタンが表示されます。管理者権限のユーザーのみ、管理方法の設定変更、及びユーザーごとのワンコード設定状況をご覧いただくことができます。
図2-1:複数ユーザー運用時の管理者権限ユーザーの表示
■ワンコード共有設定変更
ワンコードの設定画面、及びワンコードタグの管理方法は「ワンコード共有設定変更」ボタンをクリックして変更してください。
図2-2:ワンコード共有設定
表示されたダイアログより下記のいずれかを選択し、「登録」ボタンをクリックしてください。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ユーザー別にワンコード設定画面を表示して、ユーザー別のワンコードタグを作成/使用
・ユーザー間で共通のワンコード設定画面を表示して、共通のワンコードタグを作成/使用
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
ユーザー別にすると、同一アカウントでもログインしたユーザー毎に表示されるワンコードの設定画面、及び作成されるワンコードタグが異なります。 各ユーザーがワンコード設定をするとユーザー毎にワンコード用通信ファイル「smartadlpo.js」がDLPOのCDNサーバーにアップされ、 作成されるワンコードタグも異なります。("//d.adlpo.com/***/***/js/smartadlpo.js"というアップ先パスの2つめの「***」部分がユーザー毎に異なります)サイト内のページによってご担当者が異なり、お互いのワンコード設定に影響を与えたくない場合はユーザー別をご利用ください。
共通にすると、どのユーザーがログインしても表示されるワンコードの設定画面は同一となり、作成されるワンコードタグも同一のものとなります。(初期設定は共通となります)
※共通を選択した場合は、各ユーザーでワンコードの設定を行う際に、ワンコード条件で使用するエリア名やURLに重複がないかどうか、ワンコード条件での優先順位設定が想定通りになっているかなどにご注意ください。
※ワンコードタグに反映される条件は「最後に更新/作成ボタンをクリック」した際のものが反映されます。同時に複数ユーザーがワンコード設定を行うと意図しない反映結果となる場合がありますのでご注意ください。
■ユーザー切替
(ただし、「ワンコード共有設定」で「共通」を選択していると、ユーザーのプルダウンからユーザーを切り替える事は出来ません)
図2-3:ユーザー切替
ワンコード条件グループ一覧
ワンコード条件グループ一覧では登録済みのワンコード条件が一覧で表示され、各ワンコード条件の編集と「▼追加」ボタンで「ワンコードルール設定」へ追加ができます。一覧内各条件の編集が必要な場合は アイコンをクリックして編集してください。
図3-1:ワンコード条件グループ一覧
条件を登録しワンコードルール設定へ追加後、「作成/更新」ボタンをクリックするとワンコードルールは最新状態に更新されます。
アイコンをクリックすると登録済みのワンコード条件を編集できますが、初回登録時に決定したエリア、コンバージョン、トラフィック、(GA-DMPご契約者はGA-DMP)などの「種別」につきましては初回に決定したものから変更はできませんのでご注意ください。
■グループ設定
登録されたワンコード条件は「全て」のグループに格納されています。任意でグループを設定し管理する事ができますので、グループは一覧右上の アイコンより作成/設定し、ワンコード条件は各条件の左端のチェックボックスにチェックを入れ、「移動」をクリックしグループに格納してください。詳細は「グループ設定」をご覧ください。
また、グループ一覧内でのワンコード条件の表示順序を変更する事ができます。画面右「順序」の アイコンをドラッグして順序を変更してください。
■ルールへ追加
ルールへ追加は「ワンコードルール設定」への条件追加を行います。条件は「ワンコードルール設定」に追加し、ワンコードルール設定を更新しないと適用されませんので、ご注意ください。
「▼追加」と表示されている条件は、「ワンコードルール設定」に追加されていない条件になりますので、ご利用の場合はクリックして条件を追加する必要があります。
「追加済」と表示されている条件は、すでに「ワンコードルール設定」に追加されている条件になります。
※「追加済」となっている条件でも、追加後に「ワンコードルール設定」にあります「作成/更新」ボタンをクリックし、ルールを更新していないと正しく設定されませんのでご注意ください。
■種別
種別には「ワンコード条件編集」で設定した「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」のいずれかが表示されます。
「ワンコードルール設定」に条件を追加した際、種別に記載されている項目名の一覧に設定した条件が追加されます。
図3-2:ワンコードルール設定時の表示状態
■条件名称
条件名称にはワンコード条件編集で設定した「条件名」に設定した内容が表示されます。
条件名称に設定したものはエリアグループ一覧に表示される「エリア名」等とは別のものになり、ワンコード設定画面のみで使用する個別の名称になります。
また条件名称には英数字だけでなく日本語の設定もできるため、例えばエリアであれば「メインビジュアル」などと付けることで分かりやすく区別する事ができます。
条件名称は登録後に編集する事で変更が可能です。「ワンコード条件グループ一覧」の画面上から直接編集する事も可能です。
ワンコード条件名左の アイコンをクリック、または条件名をダブルクリックして変更してください。
図3-3:条件名称の編集
■メモ
メモでは登録したワンコード条件にテキストでメモを登録することができます。記述する際は アイコンをクリック、または memo をダブルクリックして登録してください。一度登録した後でも、再編集が可能です。
■更新日時
更新日時には「ワンコード条件編集」で編集をした最新の更新日時が表示されます。(新規登録時は登録日時が表示されます)
※ここで表示される日時は「編集」をクリックして「ワンコード条件編集」画面を開き「登録」ボタンをクリックした日時になります。ワンコードグループ一覧上からダブルクリックで「条件名称」「メモ」を編集した場合、更新日時は変更されません。
ワンコードルール設定
ワンコードルール設定では、ルールに追加済みの「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」条件が表示され、条件の削除や、各条件の優先順位設定などを変更することができます。
■作成/更新
ワンコードルール設定に設定した条件を通信ファイル"smartadlpo.js"へ反映します。
初めてワンコード条件を追加した際は、「作成/更新」ボタンをクリックすることでルールが反映された通信ファイル"smartadlpo.js"がCDNサーバーにアップロードされてワンコードタグが作成されます。
※条件の登録やルールへの追加をしなくても、ワンコードの作成自体は可能です。タグのみ先行してページに設置する必要がある場合は、「作成/更新」ボタンをクリックしてタグを作成してください。
また、ワンコードルール設定内に新たに条件を追加(または削除)や優先順位を変更した場合も、「作成/更新」ボタンをクリックすることでワンコードルール設定が最新の状態に更新されます。
※ワンコードルール設定を変更しただけでは更新はされません。変更処理の完了後に必ず「作成/更新」ボタンをクリックしてください。
※ワンコードルールはCDNサーバーにアップロードされている通信ファイルに書き込まれるため反映まで時間がかかる場合があります。更新後に対象ページを読み込んでもエリアやコンバージョンポイントが管理画面に認識されない場合は、少し時間を置いてから再度お試しください。
■ルール確認
ワンコードルール設定に追加されている条件のうち、特定のURLが該当する条件を確認できます。
ルール確認の入力欄に確認したいURLを設定し「ルール確認」ボタンをクリックします。ワンコードルール設定に追加されている条件のうち、各設置URLとマッチング条件が入力されたURLに合致するか確認し結果を表示します。
該当する条件が存在する場合、メッセージ「確認処理が完了しました。緑の条件が合致した条件です。複数存在する場合は優先順位の高い条件が適用されます。」が表示され、該当する条件が緑色で表示されます。
図4-1:ルール確認 該当条件が存在する
該当する条件が存在しない場合、メッセージ「確認処理が完了しました。合致する条件はありませんでした。」が表示されます。
図4-2:ルール確認 該当条件が存在しない
ルール確認の結果をクリアしたい場合は「クリア」ボタンをクリックしてください。
■最終更新日時
最終更新日時は『最後に「作成/更新」ボタンをクリックした日時』です。以下の設定変更を行った際にワンコードルール設定を最後に更新した日時を確認することができます。
・ワンコード条件編集にてエリアやコンバージョン等を登録後、ワンコードルール設定に追加
・ワンコードルール設定からエリアやコンバージョン等の条件を削除
・ワンコードルール設定内において各条件の優先順位を変更
設定変更後「作成/更新」ボタンをクリックし、更新した時間が「最終更新日時」として表示されます。
※エリア、コンバージョン、トラフィックのタグ認識確認でご利用下さい
ワンコードルール設定にエリア、コンバージョン条件等を追加したが、管理画面の各一覧でエリアやコンバージョンポイントが認識または更新されていないという場合には最終更新日時をご確認ください。この日時が古い場合、設定を変更しても通信ファイルに反映されていませんので、必要に応じて【作成/更新】 ボタンをクリックし更新を実行して下さい。
■適用済みの条件を削除
すでにワンコードルール設定に追加されている条件を削除したいときは、各項目内の条件名称左側にある「▲削除」ボタンをクリックするとワンコードルール設定上から削除され、ワンコード条件グループ一覧内に戻ります。
例)「エリア3」をワンコードルール設定から削除したい場合
図4-3:適用済み条件の削除
■発火状態
ワンコードルール設定に追加されたワンコード条件が認識されている場合、削除ボタンの右横に アイコンを表示します。ワンコードルール設定が更新され、エリア、コンバージョンポイントが認識されるとエリア一覧、コンバージョンポイント一覧に該当エリア、コンバージョンポイントが追加されます。ワンコード条件にて指定したエリア名、コンバージョンポイント名より、エリア一覧、コンバージョン一覧に該当エリア、コンバージョンポイントが存在するかを確認し、存在する場合にアイコンを表示します。
■条件名称
条件名称にはワンコード条件の「条件名称」が表示されます。
ワンコードルール設定内では条件名称の編集はできませんので、変更等が必要な場合はワンコード条件グループ一覧の「条件名称」左の アイコンをクリック、もしくは条件名称をダブルクリックして編集してください。
(ワンコード条件グループ一覧内で編集すると、自動的にこちらの「条件名称」にも反映されます)
■重複ワンコード条件の表示
ワンコードルール設定に追加されたワンコード条件のうち、設置URL、マッチング条件が同一の他条件を確認することができます。重複データが存在する場合は、条件名称の右端に アイコンが表示され、
アイコンをクリックすると、重複データが表示されます。
■メモ
メモにはワンコードグループ一覧内の「メモ」に記述されている文言が表示されます。
ワンコードルール設定内ではメモの編集はできませんので、変更等が必要な場合はワンコード条件グループ一覧のメモにて アイコンをクリック、または memo をダブルクリックして編集してください。
(ワンコード条件グループ一覧内で編集すると、自動的にこちらの「メモ」にも反映されます)
■優先順位
優先順位はワンコードルール設定内に登録された「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」の各条件に対して、一部が同一パスの異なる階層にあるファイルを指定して複数のワンコード条件を設定した際に「優先順位」を調整することで、それぞれのページに適切なワンコード条件を適用することができます。
また、「同時実行」を設定することで、設置URLにより同一ページに該当するワンコード条件が複数存在した場合でも、対象のワンコード条件を必ず実行することができます。
【変更方法】
エリア、コンバージョン、トラフィック各項目に対して、一番上にある条件から優先順位が「1,2,3…」となります。各条件一覧内の右端にある「順序」のアイコンをクリックしながら上下に移動する(ドラッグ)ことで「優先順位」を入れ替えることが可能です。
例)以下の2種類のエリアをワンコードルールに適用した場合
エリア1:ワンコード条件で「エリア設置URL」を「http://www.test.co.jp/test/」(ディレクトリまでを指定)で「前方一致」で指定している
エリア2:別のワンコード条件で「エリア設置URL」を「http://www.test.co.jp/test/lp.html」で「完全一致」で指定している
上記の場合において「エリア1」の優先順位が上だと「エリア2」の条件内エリア設置URLとも合致するため、「エリア2」で指定しているファイルに 「エリア1」で設定した条件が適用されてしまいます。この場合、優先順位を操作しエリア適用の順位を変更する必要があります。
図4-4:優先順位の変更
【同時実行について】
設置URLの設定内容により、同一ページが複数のワンコード条件に合致する、かつ必ず実行したいワンコード条件が存在する場合は「同時実行」にチェックを付けてください。「同時実行」にチェックがあるワンコード条件は、必ず実行されます。
※同時実行は「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」にて設定可能です。
※「同時実行」にチェックが付いている場合でも、「優先順位」に設定されている順番で実行されます。
※「同時実行」にチェックが付いていないワンコード条件は、優先順位の上位に同じ条件(「同時実行」にチェックが付いていない、かつ同一ページに該当する設置URLが設定されている)のワンコード条件が存在する場合は、当該ワンコード条件は実行されません。優先順位の設定順により、上位のワンコード条件が適用されます。
図4-5:ワンコードルール設定(エリアの同時実行設定)
■最終更新日時
最終更新日時はワンコードグループ一覧内の「更新日時」の日時が表示されます。
ワンコードグループ一覧の更新日時は、ワンコード条件を新規登録、または編集した際にその都度更新されます。
ワンコードルール設定に条件を追加後、追加済みのワンコード条件を編集し登録した場合は最終更新日時も自動的に更新されます。
※ここでの日時は「作成/更新」ボタンの左に表示されている最終更新日時とは異なりますのでご注意ください。
ワンコードタグ設置
■ワンコードタグ
ワンコードタグが表示されます。ワンコードタグはページ読み込み時の動作制限として同期、非同期を選択できます。詳細は「同期タグ・非同期タグの違いについて」をご覧ください。
例)ワンコードタグ(同期タグ)
<script src="//d.adlpo.com/***/***/js/smartadlpo.js" type="text/javascript"></script>
例)ワンコードタグ(非同期タグ)
<script async src="//d.adlpo.com/***/***/js/smartadlpo_v3.js" type="text/javascript"></script>
※「/***/***/」部分にはアカウントIDとユーザーIDが記載されます。
「同期タグ」または「非同期タグ」に表示されたワンコードタグをコピーし、各ページのHTMLソース<body>タグ直後に設置してください。
※ワンコードタグが作成されていない場合はワンコードルール設定の「作成/更新」ボタンをクリックしてください。
※ワンコード条件の登録、ルールの設定が完了していなくてもワンコードの作成は可能です。
マッチング条件について
ワンコード条件登録では、エリア、コンバージョン、トラフィックを実行するページを各設置URLへ設定します。この設置URLを判別させる条件をマッチング条件と呼び「部分一致」「前方一致」「完全一致」「正規表現指定」から選択します。
条件判別のURLの"?"マーク以降のパラメータを含めたい場合は「パラメータを含めて」のチェックボックスにチェックを入れます。
■マッチング条件使用例
【部分一致】
設置URLに「 lpo 」と入力し、マッチング条件「部分一致」を選択した場合、以下のURLでワンコードタグが読み込まれた場合に各種タグが実行される。
http://www.dlpo.jp/
https://www.dlpo.jp/
https://www.demo.com/lpo/
https://www.demo.com/lpo.html
【前方一致】
設置URLに「 http://www.dlpo.jp/ 」と入力し、マッチング条件「前方一致」を選択した場合、以下のURLでワンコードタグが読み込まれた場合に各種タグが実行される。
http://www.dlpo.jp/
http://www.dlpo.jp/demo/
【完全一致】
設置URLに「 http://www.dlpo.jp/ 」と入力し、マッチング条件「完全一致」を選択した場合、
以下のURLでワンコードタグが読み込まれた場合に各種タグが実行される。
http://www.dlpo.jp/
【正規表現】
上記「部分一致」「前方一致」「完全一致」だけでは対応できない場合に正規表現をご利用ください。
設置URLに判別させたい文字列、正規表現を入力し、マッチング条件「正規表現」を選択してください。
正規表現使用例は下記をご参考に組み合わせてご利用ください。
^ → 文頭 $ → 文末
^ http → httpで始まるURLに一致 (=前方一致)
http → httpが含まれるURLに一致 (=部分一致)
http $ → httpで終わるURLに一致 (=後方一致)
^ http $ → httpに一致 (=完全一致)
. → 任意の1文字 * → 直前の文字の0回以上の繰り返し
.* → すべてのURLに一致
^ https://dlpo.jp/ .* \.html $
→ https://dlpo.jp/で始まり.htmlで終わるURLに一致
※ . そのものを表現する場合は \. と書く
() → 文字列をグループ化する | → 前後のどちらかに一致する
.* → すべてのURLに一致
^ https://dlpo.jp/ ($| index.html $)
→ https://dlpo.jp/ にも https://dlpo.jp/index.htmlにも一致。
設定手順
ワンコードの設定は下記4ステップで行います。
1.ワンコード条件の登録
2.ワンコードルールの設定
3.ワンコードタグの作成
4.ワンコードタグの設置
※条件指定の前にタグの作成/設置が必要な場合は「3.ワンコードタグの作成」のステップへ進んでください。(条件とルールが空の状態でもワンコードタグの作成は可能です)
図5-1:設定手順
タグの設置後、対象ページをブラウザで読み込み、ページのURLが「ワンコードルール」に設定された条件に合致すると、「エリア」や「コンバージョンポイント」が実行され、DLPOに認識される事でキャンペーンでの設定が可能になります。
1.ワンコード条件の登録
DLPO管理画面ページ設定>ワンコード設定から「ワンコード条件登録」ボタンをクリックして表示される登録画面にて「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」のいずれかを選択し、各項目を入力/選択の上、登録を完了してください。
なお、登録ボタンをクリックした際に、設定された設置URL、マッチング条件と一致するワンコード条件が既に登録されているかを確認します。重複データが存在する場合は、重複チェック結果ダイアログを表示します。ダイアログの内容を確認し、ワンコード条件の登録を続ける場合は「登録」ボタンを、中断する場合は「キャンセル」ボタンをクリックしてください。
※条件を登録/編集してもワンコードルールの設定と作成/更新をしない限りワンコードへの条件反映はされません。
図5-2:ワンコード条件登録(エリア)
図5-3:ワンコード条件登録(コンバージョン)
図5-4:ワンコード条件登録(トラフィック)
表1:設定項目一覧
項目名 | 設定内容 |
---|---|
種別選択(タブ) | 「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」のいずれかを選択してください。(選択した種別毎に登録画面が切り替わります) |
グループ | ワンコード条件グループ一覧にてグループを設定して任意のグループに登録する場合はグループ選択してください。 条件登録後にグループに移動することも可能です。 |
条件名 | 条件を識別するための名称を入力してください。 条件登録後の名称変更も可能です。 |
文字コード | ワンコードタグを設置するLPの文字コードを選択してください。 LPと異なった文字コードを選択すると、配信されたクリエイティブ内のテキストが文字化けすることがありますのでご注意ください。 ※「エリア」のみ |
エリア名/コンバージョンポイント名 | 「個別指定」もしくは「URLから自動取得」を選択してください。 「個別指定」を選択した場合は名称を入力してください。 入力できる文字種は半角英数字と記号の”_”(アンダーバー)のみです。文字数は60文字までです。 「URLから自動取得」を選択するとURLの文字列が「_」(アンダーバー)で区切られる形でエリア名/コンバージョンポイント名として認識されます。 ※「エリア」「コンバージョン」のみ ※「URLから自動取得」を選択した際に文字数が60文字を超える場合は「個別指定」を選択し、文字数を60文字までに設定してください。 |
エリア数 | LPで実行するエリア数を1~10から選択してください。 ※ここで選択した数によってエリア名の後ろに「_1」のように数値が付与されてエリアが認識されます。 ※「エリア」のみ |
エリア設置URL/コンバージョン設置URL/トラフィック設置URL | エリア、コンバージョンポイント、トラフィックタグを実行するページのURLを入力してください。 |
マッチング条件 | 入力したURLを判別させる条件を「部分一致」「前方一致」「完全一致」「正規表現指定」から選択してください。 条件判別にURLの”?”マーク以降のパラメータを含めたい場合は「パラメータを含めて」のチェックボックスにチェックを入れてください。 |
トリガー条件 | エリア、コンバージョンのタグが発火する条件を「即時実行」「URL変更時」「HTML変更時」から選択してください。 通常は「即時実行」を選択してください。SPAサイトの場合は「URL変更時」または「HTML変更時」から選択してください。詳細は「SPAサイトでの実装方法」をご覧ください。 ※「エリア」「コンバージョン」のみ ※SPAサイト以外で「URL変更時」または「HTML変更時」を設定した場合、正常に動作しませんのでご注意ください。 【即時実行】 ページをロードする度にタグが発火します。 【URL変更時】 URLが変更する度に、設置URLのマッチング条件に該当する場合はタグが発火します。 【HTML変更時】 ページをロードする度と、指定したページ内の要素が追加、変更、削除される度に、対象要素が存在する場合にタグが発火します。 選択時に表示される「CSSセレクタ」に、判定対象とする要素名を設定してください。カンマ区切りで複数の要素を指定することもできます。 |
IM連携を有効にする |
キャンペーンで使用するセグメントで「年齢・性別」「インサイト」を設定する際は必ず ※セグメントがキャンペーンで設定されていても、エリアの条件で「IM連携を有効にする」が |
AudienceOne連携を有効にする |
キャンペーンで使用するセグメントで「AudienceOne連携」を設定する際は必ず |
グローバル変数条件を有効にする |
グローバル変数条件を使用する場合は |
カスタムセグメント設定を有効にする |
キャンペーンで使用するセグメントで「カスタム設定」を設定する際は必ず |
カスタムパラメータ設定を有効にする |
外部ツールとの連携や、ECサイトなどでCV結果をより詳細に分析する場合などでカスタムパラメーターを使用する場合は |
トラフィックタグID |
使用するトラフィックタグIDを選択してください。 |
ページID |
ページを識別するための名称を「自動採番」「手動採番」から選択し、手動採番の場合はIDを半角英数字で入力してください。(半角英数字に加え、記号の"_"(アンダーバー)が使用できます) 【自動採番】 |
【カスタムセグメント設定について】
カスタムセグメント設定はお客様サイト内でユーザーを特定するための情報をパラメーターとしてLPのエリアタグに書き込む事によって、パラメーターを判別するセグメントです。
詳細は「カスタムセグメントの設定」をご覧ください。
条件登録画面で「エリア」を選択し、カスタムセグメント設定を使用する場合は「カスタムセグメント設定を有効にする」を にしてください。
にすると「パラメーター名」「パラメーター取得変数」の入力ボックスが表示されますので各値を入力してください。
図5-5:カスタムセグメント設定を有効にする
カスタムセグメント設定を使用する場合はワンコードタグ設置箇所よりも前にパラメーター値取得変数を定義して下さい。先に定義をしないとパラメーター値を取得できないのでご注意ください。
図5-6:カスタムセグメント設定使用時のタグ設置イメージ
【カスタムパラメータ設定について】
外部ツールのIDや、既存サイトのパラメーターをカスタムパラメーターとして登録することで、LPやコンバージョンページに当該パラメーターの値を紐づけることができます。これにより、外部ツールとの連携やCV結果の詳細分析などにご利用いただけます。
条件登録画面で「エリア」または「コンバージョン」を選択し、カスタムパラメータ設定を使用する場合は「カスタムパラメータ設定を有効にする」を にしてください。
にすると「カスタムパラメーター名」「カスタムパラメーター取得変数」の入力ボックスが表示されますので各値を入力してください。
図5-7:カスタムパラメータ設定を有効にする
カスタムパラメータ設定を使用する場合はワンコードタグ設置箇所よりも前にカスタムパラメーター値取得変数を定義して下さい。先に定義をしないとパラメーター値を取得できないのでご注意ください。
図5-8:カスタムパラメータ設定使用時のタグ設置イメージ
● 収益レポート用カスタムパラメータ設定
コンバージョンポイント登録時、当該機能を利用して収益(売上)データを保持することができます。
カスタムパラメーター名に「revenue」を設定し、「カスタムパラメーター取得変数」に対象ページ内にて収益を保持している項目を指定することで、CV時にシステム内で対象項目を収益データとして保持します。このデータを使用し、収益レポートを表示することも可能です。ECサイトや売上予測を保持しているページにてご活用ください。
【トラフィックについて】
トラフィックタグはセグメント「サイト内行動履歴」をご利用頂く際に、行動データを取得するために使用するタグです。
トラフィックを使用する際は条件登録画面で「トラフィック」を選択し「条件名」「トラフィック設置URL」「マッチング条件」を入力/選択の上、「トラフィックタグID」と「ページID」を入力して登録してください。「トラフィックタグID」は予めページ設定>トラフィックの設定メニューにて登録してください。登録が完了した状態で条件登録画面を開くとプルダウンからIDが選択可能になります。
トラフィックタグIDの登録方法詳細は「トラフィック登録・一覧」をご覧ください。
図5-9:トラフィック登録画面
2.ワンコードルールの設定
3.ワンコードタグの作成
ワンコード条件グループ一覧にて登録した「ワンコード条件」の「▼追加」ボタンをクリックして条件を「ワンコードルール」に追加してください。追加後に「作成/更新」ボタンをクリックするとルールが反映された通信ファイル"smartadlpo.js"がCDNサーバーにアップロードされ、ワンコードタグが作成されます。
ワンコードタグは同期タグ、非同期タグがそれぞれ作成されます。ご利用サイトの状態により、同期タグ、非同期タグのいずれかを設置してください。同期タグ、非同期タグの詳細は「同期タグ・非同期タグの違いについて」をご覧ください。
図6ー1:ワンコードルールの設定&ワンコードタグの作成
【ワンコードタグ作成時のご注意】
- ワンコードの設定内容を更新し作成/更新をクリックすると更新内容がCDNにアップロードされた"smartadlpo.js"に反映されますが、CDNの仕様に更新内容の反映が最大20分程度かかる場合があります。またLPやCVページを読み込むブラウザによってはキャッシュが働き変更が反映されない場合も有りますのでご注意ください。
- ワンコードルール設定で「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」に追加出来る条件はそれぞれ「500個」までとなります。
この設定上限は各ユーザーに個別に適用されます。1アカウント内にて複数ユーザーでワンコードを管理する場合は、各ユーザーの設定での上限が500個となります。
4.ワンコードタグの設置
ワンコードタグの設置方法には「直接設置」と「タグマネージャーでの設置」の2種類があります。
以下に、直接設置と2種類の代表的なタグマネージャー(「Yahoo!タグマネージャー」と「Googleタグマネージャー」)での設置方法をご説明します。
【ワンコードタグを直接設置する】
作成されたワンコードタグは対象ページの<body>開始直後に設置してください。
例)同期タグをLPに直接設置 ※<body>開始直後に設置
<body>
<script src="//d.adlpo.com/***/***/js/smartadlpo.js" type="text/javascript"></script>
※「/***/***/」部分にはアカウントIDとユーザーIDが記載されます。
【YTM(Yahoo!タグマネージャー)を利用したワンコードタグ設置】
YTMを使ったワンコードタグの設定では「サービスタグ管理」メニューから「スマートカスタムタグの追加」を利用しワンコードタグを設置します。
詳細は「YTMでの実装方法」をご覧ください。
【GTM(Googleタグマネージャー)を利用したワンコードタグ設置】
GTMでは、使用するコンテナに対して「カスタムHTMLタグ」の機能を利用しワンコードタグを設置します。
詳細は「GTMでの実装方法」をご覧ください。
ワンコードご利用時の注意事項
- ワンコード実装の場合、コンバージョンでご利用頂ける計測タイミングは「ページビュー」のみとなります。「クリック」「滞在時間」「スクロール」を使用する場合は、スクリプトを実行するクリエイティブを作成し、キャンペーンに設定/稼働後に認識されたコンバージョンポイントをキャンペーンに設定する必要があります。詳細は「コンバージョン計測のタイミング設定」をご覧ください。
- ワンコードの仕組みはJavaScript版でのみのご提供となります。(PHP版、Perl版、Ruby版でのご提供はありません)
- ワンコードでエリアやコンバージョンなど各種タグを実行するための条件判別「マッチング条件」でURLの"?"以降のパラメーター部分を含めた上で判別させる場合は「パラメータまで含めて」のチェックボックスにチェックを入れて登録してください。
チェックを入れないとパラメーターを含まないURLで判別がされ、パラメーターが異なっても同一のURLと判別されますのでご注意ください。 - ワンコードルール設定で「エリア」「コンバージョン」「トラフィック」に追加出来る条件はそれぞれ「500個」までとなります。この設定上限は各ユーザーに個別に適用されます。1アカウント内にて複数ユーザーでワンコードを管理する場合は、各ユーザーの設定での上限が500個となります。
- ワンコード実装とダイレクトコード実装の併用は可能ですが(ワンコードでのエリアは1ページ上で10個までしか使用できないため、10個以上のエリアが必要な場合など)、併用時は必ずダイレクトコード実装の「エリアタグ」「コンバージョンタグ」よりも前に「ワンコードタグ」を設置し、「制御タグ」は設置しないでください。(制御タグで読み込む通信”adlpo.js”はワンコード用の通信ファイル”smartadlpo.js”に含まれており、2つの通信ファイルを同時に読み込むとDLPOが正しく動作しないため、ご注意ください)
- ワンコードのエリア、コンバージョンでは「トリガー条件」を指定することができます。これは、タグが発火する条件を設定することができ、SPAサイトにてご利用いただくことを前提としております。SPAサイト以外の通常サイトでは必ず「即時実行」を設定してください。通常サイトで「即時実行」以外を設定した場合は正常に動作しませんのでご注意ください。